こんにちは、子どもの寝かしつけで絵本プロジェクターを使い倒しています。
りゅうさん(@otakasanchiblog)です。
最近注目を浴びている子ども用プロジェクター。
SNSでも「〇〇を使って寝かしつけしたらすぐに寝た!」「〇〇で寝かしつけが楽になった!」みたいな投稿を目にしたこともあるのではないでしょうか?
特に人気なのがセガトイズのドリームスイッチシリーズです。
ドリームスイッチには、「ひつじかぞえ」や「ドリームナイトミュージック」のような、寝かしつけにピッタリのコンテンツが豊富に収録されています。
また、「ことば」「すうじ」「えいご」などの教育コンテンツが充実しているため、寝る前に子どもと知育学習できるという点も人気の理由となっています。
しかし、その一方で、このドリームスイッチを使っていて浮かんできたのが次のような疑問。
ドリームスイッチって暗いところで見ているけど目は悪くならないのかな?
実際、ドリームスイッチをはじめ、子ども用プロジェクターを販売している各メーカーのサイトには「寝かしつけに効果がある」ということは紹介されていてる一方、「目が悪くなる可能性」といった弊害についてはあまり触れられていない状況です。
そこで本記事では次のことを解説していきます。
はじめに結論をお伝えすると、適切に使用し、適切なケアを行うことで、絵本プロジェクターを使用しても子どもの視力が低下する可能性は低いです。
一方、使い方によっては確かに視力への影響を及ぼす可能性があります。
寝かしつけは楽になったけれど、子どもの目が悪くなった…。
こうなってしまってはせっかく寝かしつけが楽になっても意味がありませんよね。
そのために絵本プロジェクターの使い方や視力への影響について詳しく解説してきますので、親として子どもを守るためにもぜひ最後まで読んでいってください。
絵本プロジェクターで目は悪くなる?結論:目が悪くなる可能性は低い
冒頭でも少しお話しましたが、絵本プロジェクターを使って寝かしつけをすると子どもの目は悪くなる?という疑問に対しての答えは、絵本プロジェクターで目が悪くなる可能性は低いというのが結論です。
じゃあなんで目が悪くなる可能性が低いと言えるの?
理由は、目が悪くなる使用方法や視聴環境で絵本プロジェクターを使用していないから。
具体的には次の2つ。
もう少し詳しく説明していきますね。
長い時間、近距離で映像を見ないから
まず第一に、絵本プロジェクター、特にドリームスイッチのように絵本を投影するタイプは、テレビやスマートフォンとは違って、長い時間近くで視聴するといったことがありません。
絵本プロジェクターは原則として天井に投影して利用し、なおかつ次のような状態で映像を視聴します。
- 2m以上離れた距離で視聴する。
- 絵本のおはなしは1話あたり10分程度。
つまり、長時間の視聴や近くで見るといった、目にストレスを与える要素が存在しないのです。
これはテレビやスマートフォンとは違って、映像や絵本の内容を楽しむための十分な視聴距離が確保されている一方で、長時間の視聴による目の疲れやストレスを避けることができるというメリットがあります。
テレビやスマホと違って視聴距離が十分に取られていて、それプラス絵本の時間も決まっているから長時間見ることもないんだね。
うん。だから目に与える影響は少ないと言えるんだ。
直接的に光を見るわけではないから
次の理由となるのが、直接的に光を見るわけではないからという点です。
テレビやスマートフォンでは、使用者は直接画面を見て操作します。
その結果、画面から発生する光が直接目に影響を及ぼし、それが視力の低下などの問題を引き起こす可能性があるのです。
しかし、絵本プロジェクターでは、まず映像を天井に投影し、その映像を視聴します。
これにより、目が直接光を受けることがないのです。
これは非常に大きなメリットであり、絵本プロジェクターがスマホやテレビと比べて目に優しいのはこのためです。
また、絵本プロジェクターは暗い部屋でも使用でき、直接ブルーライトに目がさらされることなく映像を楽しむことができるため、目がさえすぎて眠れなくなることなどもないのです。
つまり、直接的に見るテレビやスマホと違って間接的に見る絵本プロジェクターの方が目に優しいんだ。
なるほどね。でも、目が悪くなる可能性が低いっていうのはわかったけれど、そもそも目が悪くなる根本的な原因ってなんなんだろう?
というわけで、次は「そもそも目が悪くなる原因ってなに?」というテーマでさらに話を深堀していきます。
そもそも目が悪くなる原因ってなに?
私たちが”ドリームスイッチ”を使う際に、その使用によって視力が低下することを心配してしまうというのは、テレビやスマホの画面を見ることで目が悪くなるだろうという一般的な認識によるところが大きいのではないでしょうか?
そして、その根底にあるのは次の2つのイメージだと思われます。
- 長時間の画面視聴は目に悪い。
- 暗い場所での画面視聴は目に悪影響を及ぼす。
じゃあ、もしかしたらドリームスイッチも目が悪くなる?って心配になるのは普通の流れだよね。
そこで、このパートでは次の3つについて詳しく解説していきます。
3つを解説する中で”目が悪い”と言われる時の具体的な理由や状態。
画面視聴がなぜ目に悪影響を与えるのか。
さらに暗い環境での視聴が問題視されている理由。
これら一つ一つを明らかにしていくことで、実際にドリームスイッチの使用が目に与える影響が少ないということを理解してもらいたいと思います。
目が悪いとはピントを合わせる「調整」ができないということ
そもそも、目が悪いってどういう状態のことをいうの?
人の目は、カメラみたいにできています。
その中でも「水晶体」と「網膜」という部分が、物や人をしっかりと見るために大切です。
この水晶体という部分は、カメラのレンズのような役割をしています。
物が近かったり遠かったりすると、この水晶体が厚さを変えてピントを合わせてくれるんです。
例えば、この水晶体はズームレンズのように、物が近くなったら小さく、遠くなったら大きくすることで、いつもクリアな視界を作ってくれます。
ピントがうまく合わなくなると、物がぼんやりとしたり、くっきり見えなくなります。
これが「目が悪い」と呼ばれる状態なんです。
つまり、簡単にいうと目のピントを合わせる「調整」ができない状態のことを、「目が悪い」と言うんだ。
ヒトの目はカメラと同じような構造になっています。(図)カメラのレンズに相当するものを水晶体、フィルムに相当するものを網膜といいます。カメラで写真を撮る時はレンズが前後に動いてピントを合わせますが、ヒトの目では水晶体がその厚みを増すことにより無意識のうちにピントを合わせて物を鮮明に見ているのです。この働きを目の「調節」といいます。
引用:古川中央眼科
近距離で長時間テレビやスマホを見ると目が悪くなる
次に、なぜ画面をずっと見ていると目に問題が出るか説明します。
長い時間、目の前のものだけを見ていると、近くの物にピントを合わせ続けるので遠くのものにピントを合わせにくくなります。
例えば、テレビを長時間視聴した後、急に遠くの景色を見ようとすると、通常よりもピントが合うまでに時間がかかるといった経験はないでしょうか?
それは長時間にわたって近くの物体に焦点を合わせ続けた結果、視力の遠近の調整機能が短期的に低下し、遠くの物体へのピント合わせが難しくなるからです。
この現象から、「ずっと近いところだけを見ていると、目が疲れやすくなる」と言えます。
特に、30cmくらいの距離だけをずっと見ていると、目に悪い影響が出やすいと言われています。
参考:眼科医が教える目に関するウワサのうそと本当 目に悪いのはゲームそのものより……|学習と健康・成長|朝日新聞EduA
でも30cm以内で見ること自体がダメってわけじゃなくて、その状態が長く続くことが最も問題なんだ。
十分に距離も取って、なおかつ長時間見ないから絵本プロジェクターは大丈夫そうだね。
暗い部屋でテレビやスマホを見ると目が悪くなる
暗い部屋でテレビやスマホを見ることも、目に悪い影響を与えます。
でも、これはピントを合わせる問題とは少し違ってきます。
近視が進行する直接の原因にはなりませんが、眼精疲労を引き起こす原因にはなるはずです。暗い場所にいると、目は光をたくさん取り込むために瞳孔を開こうとします。一方で、近くを見ようとするとき、瞳孔には縮もうとする働きがある。暗い場所で手元を見る際は、瞳孔に2つの相反する力がかかるため、目に大きな負担がかかるのです。
引用:眼科医が教える目に関するウワサのうそと本当 目に悪いのはゲームそのものより……|学習と健康・成長|朝日新聞EduA
暗い部屋だと、目は明るいものをしっかり見ようとして瞳孔(どうこう、目の真ん中の黒い部分)を大きく開きます。
一方で、手元の物を見るときは瞳孔を小さくしようとするんです。
この二つが同時に起きると、目は「どっちを優先したらいいの?」と困ってしまい、疲れやすくなります。
これが、暗い部屋で画面を見ると目に悪い理由です。
また、部屋が暗いと、テレビやスマホの画面を自然と近づけて見ようとする傾向があります。
つまり、暗い部屋で画面を見ることは視力低下の直接的な原因ではなくとも、目への負担が増えることで、長期的なリスクが高まる可能性があるのです。
暗い部屋で見るのが直接的な原因ではわけではなくて明るい画面を近距離で見るということが良くないんだね。
その点、絵本プロジェクターは暗い部屋でも目に優しい光でお話を楽しめるから、目の負担を減らしてくれるんだ。
以上のように、絵本プロジェクターはその設計からして視力を守りながらも、映像を楽しむことができるツールということが言えるでしょう。
しかし、いくら目に与える影響が少ないと言っても正しい使い方をしなければ目が悪くなってしまう可能性もあります。
そこで、絵本プロジェクターを楽しく視聴するために気を付けるべき3つのポイントを次のパートで紹介していきます。
絵本プロジェクターを使う時に気を付けたい3つのポイント
絵本プロジェクターは、寝る前に子どもと絵本を楽しむことができる最強のツールです。
寝かしつけも今より大幅に楽になるので、ひかえめに言って大人にとっても子どもにとっても”神アイテム”と言えるでしょう。
ですが、使うときには注意が必要です。
使い方次第では子どもの目に悪影響を与えてしまうのでこれから紹介する3つのポイントは必ず守って使用するようにしましょう。
絵本プロジェクターを使ときに気を付けたい3つのポイントは下記の3つ。
3つのポイント
1つずつ解説していきますね。
近距離でなくても長時間視聴しない
これまでのお話の中で長時間の視聴は「目に負担がかかる」ということを解説してきました。
例え、映像を投影するための距離があるとはいえ、長い間見ていると目は疲れてしまいます。
だから、使う時間にはしっかりとルールを作ることが大切です。
例えば、「見るのは30分まで」と時間を決めたり「4話見たらおしまい」と絵本の数を決めたりなど、具体的なルールを子どもとお約束するのが良いでしょう。
単に「見るな」と言うのではなく、「今日はこの絵本を見終わったら寝る時間だよ」といった具体的な約束をし、子ども自身が理解できる形でルールを伝えることが大切です。
そうすることで、子どもは絵本が終わる=寝る時間という認識を持てるようになります。
あらかじめ今日は〇〇と△△見たらおしまいね、みたいな感じで、お約束しておくとgood!
わが家はこの方法で見終わったら寝る習慣がついたよ。長時間の視聴は逆に目が覚めてしまう可能性もあるからダラダラと見るのは絶対にNG!
絵本プロジェクター本体から出ている光を直接見ない
次に、本体から出ている光を直接見ないという点です。
これは非常に重要なポイントで、絶対にしてはいけません。
例えば、私たちは「太陽を直に見てはいけない」と教えられてきました。
太陽のような強い光は網膜にダメージを与え、ひどい場合には失明の危険性もあります。
絵本プロジェクターから出る光は太陽のような強さではありませんが、日常生活の中で目に入る光と比べて十分に強い光となります。
特に子どもは好奇心旺盛なため、プロジェクターの光がどうしているかをのぞき込みたがるかもしれません。
ですが、ママ、パパが注意をし、絶対にさせないようにしましょう。
とはいえ、寝落ちしたらと思うといくら気をつけてても安心はできない。
だったら、ドリームスイッチのようにオートオフ機能があるプロジェクターを選ぼう。オートオフ機能は一定の時間が経ったら自動で電源が切れる機能だからリスクを減らすことができるよ。
明るさを調整する
最後に、明るさの調整についてです。
絵本プロジェクターの映像は、部屋の状況や壁の色によって見え方が大きく左右されます。
そのため、映像がまぶしかったり、暗すぎたりすることは少なくありません。
子ども自身が「まぶしい」「暗い」と感じても、うまく伝えられないため、その状況を伝えられないこともあります。
そこで私たちの役割として、映像の明るさを適切に調整してあげることが必要となります。
具体的には次の2つのいずれかで明るさを調整しましょう。
本体の明るさ調整機能で調整する
絵本プロジェクターの中には明るさを調整する機能がついたものがあります。
リモコンで簡単に、かつ視覚的に調整できるので映像を見ながら調整することができます。
代表的な物は「ドリームスイッチ」と「ワンダービューシアター」
上記の2つは明るさを4段階で調整することができ、投影された映像自体の明るさを調整することが可能です。
本体で映像の明るさ自体を調整できるから、部屋の明るさを調整するよりは映像が見にくくなることなく調整できるよ。
部屋の明るさを調整する
本体に明るさ調整機能が無い場合は部屋の明るさ自体を調整します。
これは、部屋の照明やカーテンの開閉などで部屋の明るさを調整することで対応する方法です。
例えば、昼間であれば、カーテンで光が入ってくる量を調整したり、夜だったら常夜灯の明るさを調整するようにしましょう。
ただし、プロジェクター本体の明るさを調整するのとは違い、部屋自体の明るさを調整するため、映像が薄くなり見にくくなります。
もし、これから絵本プロジェクターを購入するのであれば、明るさ調整機能がついた商品を選ぶのをおすすめします。
部屋の明るさを調整する方法だと映像が見にくくなるんだ。できれば本体で明るさを調整できる商品がいいね。
そうだね。とは言っても実際、ドリームスイッチ以外でどんな商品があるのか知らないんだけどね。
というわけで、最後に子どもの寝かしつけに最適な絵本プロジェクターをいくつか紹介していきます。
子ども用の絵本プロジェクターにはどんなものがあるの?
子どもの寝かしつけ用プロジェクターは色々なメーカーから発売されています。
その中から有名なものを4つピックアップして紹介していきます。
絵本プロジェクター4選
▼各絵本プロジェクターの特徴
商品名 | ドリームスイッチ2 | Astrum(アストラム) | kipkip | おやすみホームシアター | ワンダービューシアター |
---|---|---|---|---|---|
コンテンツ数 | 130種類 | 101種類 | 30種類 | 32種類 | 51種類 |
絵本の読み聞かせ | あり | なし (YouTube視聴可能) | あり | なし(一部あり) | なし |
対応言語 | 日本語 / 英語 | 日本語/英語 (コンテンツによる) | 日本語 / 英語 (追加ソフトにて対応) | 日本語 | 日本語 / 英語(一部) |
推奨年齢 | 3歳以上 | 1歳~5歳 | 3歳以上 | 0ヵ月から | 3歳以上 |
音量調整 | 16段階 | 20段階 | 25段階 | 16段階 | 4段階 |
明るさ調整 | 4段階 | 20段階 | なし | なし | 4段階 |
角度調整 | 自由に変更可能 | 上下に変更可能 | 自由に変更可能 | 2段階 | 2段階 |
オートオフ機能 | あり | (タイマー機能あり) | なしあり | (タイマー機能あり) | なしあり |
リモコン | あり 電源ON/OFF可 | あり 電源ON/OFF可 | あり 電源ON/OFF可 | なし | あり 電源ON/OFF不可 |
特徴 | コンテンツ数が豊富 とにかく多機能 | Android搭載だから子どもだけでなく大人も楽しめる | オリジナル絵本が収録 情操教育ができる | 天井いっぱいに広がる映像 寝かしつけに効果のある オリジナルメロディ | プロジェクションマッピング ゲーム・知育が楽しめる |
メーカー希望価格 (税込) | 22,000円 | 49.800円 | 33,800円 | 10,780円 | 19,800円 |
最安値 (税込+送料) | 楽天市場 | 楽天市場 | Amazon | Amazon | Amazon |
▼ピックアップした4種類を詳しく知りたい方は下記の記事で個別に解説しています。
▼また、他の絵本プロジェクターも知りたいという方は、別の記事で解説しているので興味があればぜひそちらの記事も読んでみてください。
【まとめ】使い方に気をつけて寝る前の時間を親子の楽しい時間にしよう
最後に今回紹介した内容を簡単におさらいします。
- 絵本プロジェクターは近距離で長時間見ないようにルール化しよう。
- 絵本プロジェクター本体から出ている光を子どもが直接見ないように気を付けてあげよう。
- 明るすぎると思ったら本体や部屋の明るさを調整してあげよう。
上記の3つのポイントをしっかり守ることで、子どもの目に与える影響はを少なくすることができます。
わが家では2歳から毎晩ドリームスイッチで寝かしつけをしていますが特に何事もなく、すくすくと成長しています。
むしろ、大人でも見つけるのが大変な遠くの飛行機を見つけるくらい目は良く、絵本プロジェクターが目に与える影響はないと断言できるほどです。
寝かしつけも、使っていない時と比べてとても楽になったのでドリームスイッチを購入して本当に良かったと思っています。
お子さんの寝かしつけで悩んでいるママ、パパはぜひ絵本プロジェクターを使って寝かしつけをしてみませんか?
もしかしたら今まで寝かしつけで悩んでいたことが嘘のように解決できるかもしれません。
以上、今回の記事が参考になるとうれしいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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